オリックス・九里亜蓮が入団会見 広島から海外FA権を行使して移籍 目標は200イニング 「1イニングでも長く投げていたい」
広島から海外フリーエージェント権を行使してオリックスに移籍した九里亜蓮投手(33)が25日、大阪市内のホテルで入団会見した。 【写真4枚】オリックス・杉本VS広島・九里。一触即発からの… 「少しずつ実感がわいてきた。来年からしっかり頑張らないといけないなと身の引き締まる思いです」 広島と2021年オフに結んだ3年契約を終えて11月12日にFA宣言。先発の右投手の補強が急務だったオリックスから1年総額3億円規模の複数年のオファーを受け、12月12日に移籍が発表された。移籍の決め手については「いろんな話を聞く中でどんどん挑戦する中もっと野球がうまくなりたいという強い気持ちがあった」と明かし、家族の後押しもあって決断したという。オリックスのイメージについては「若い選手が多いイメージ。そのなかでもいい投手がたくさんいる」と語った。 九里は、11年目の今季に初めて開幕投手を務め、23試合に登板し7勝10敗、防御率3・21。14年に亜大からドラフト2位で入団後は大きな離脱はなく、17年から8年連続で100イニング以上をクリアするなど〝イニングイーター〟で、今季、規定投球回の到達者がゼロだったオリックスでも期待がかかる。2016~18年のリーグ3連覇に貢献し、21年には自己最多の13勝を挙げて初タイトルとなる最多勝を獲得した。 目標については自身初となる200イニングを掲げ、「イニングを投げることには強いこだわりを持っているので1イニングでも長く投げていたい。200イニングを投げる投手は少なくなっているので目標としてやっていきたい」と意気込んだ。