渋民中学校で岩手山の噴火警戒レベル引き上げを想定した避難訓練 ゴーグルを着用して逃げる生徒も 盛岡市
IBC岩手放送
岩手山の噴火警戒レベルが高齢者等避難にあたる「4」に引き上げられたことを想定した避難訓練が19日、盛岡市の中学校で行われ、参加した生徒たちが避難場所までのルートを確認しました。 この避難訓練は10月、岩手山の噴火警戒レベルが「2」に引き上げられたことを受けて盛岡市の渋民中学校が初めて行ったものです。訓練には全校生徒約160人が参加し、放課後に岩手山の噴火警戒レベルが高齢者等避難にあたる「4」に引き上げられた想定で行われました。 生徒たちは噴火警戒レベルの引き上げが伝えられると一列になって中学校から約500メートル離れた高台にある渋民小学校まで歩いて避難しました。訓練では火山灰から身を守るためにゴーグルや傘をさすなど各自で考えた対策を取りながら避難ルートを確認していました。 (生徒) 「色んな人が避難すると思うので、道が混雑して渋滞したりして、そこでけがしたら大変だと思ったので、冷静に行動することが大事だと思った」 生徒たちは訓練を通して身を守る手段や速やかな避難を学んでいました。
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