飯塚事件で福岡高裁 検察に証拠目録など開示勧告 弁護団「大きく一歩踏み出した」
RKB毎日放送
32年前、女の子2人が殺害されたいわゆる「飯塚事件」の再審請求で、福岡高裁は28日、これまで出されていなかった証拠目録などを開示するように検察側に勧告しました。 【写真を見る】飯塚事件で福岡高裁 検察に証拠目録など開示勧告 弁護団「大きく一歩踏み出した」 この再審請求は1992年、小学1年の女の子2人が殺害された「飯塚事件」で、死刑が執行された久間三千年元死刑囚の遺族が求めているものです。 2024年6月、福岡地裁は第2次再審請求を棄却し、弁護団が福岡高裁に即時抗告しています。 弁護団によりますと28日の三者協議で、裁判所は検察側に対し、これまで開示されていなかった検察側の証拠目録などを開示するよう勧告したということです。 飯塚事件弁護団 岩田務 弁護士「そこまで踏み込んだ話が出てくるとはちょっと想像していませんでした。我々が目指していた証拠開示について、裁判所が大きく一歩踏み出したという風に受け止めています」次回の三者協議は、来年1月30日に行われる予定です。
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