リタイア後の生活に必要な〝きょうよう〟〝きょういく〟用事や行くところを作る「3つの軸」 認知症の予防にも大切
加えて近年は大規模商業施設、とくにショッピングモールが年金世代の居場所になっているのではないかと感じます。大型のショッピングモールは、散歩や買い物、長居できる場所(フードコートなど)といった条件を満たしているからです。
定年を迎え、会社から離れると、長い毎日が始まります。〝きょうよう〟と〝きょういく〟を毎日作り出すために、「生活必需行動のついでに寄る場所」「生活必需行動以外で行く場所」「用がなくてもふらりと行きたくなる場所」を軸にして、自分なりの「行き場所」を考えてみましょう。
■藤木俊明 副業評論家。自分のペースで働き、適正な報酬と社会とのつながりを得ることで心身の健康を目指す「複業」を推奨。著書に『複業のはじめ方』(同文舘出版)など。