木原美悠、世界ランク7位・申裕斌に逆転勝利で2回戦へ 日本勢全選手がシングルス初戦突破<卓球・WTTコンテンダーザグレブ2024>
<卓球・WTTコンテンダーザグレブ2024 日程:2024年6月3~6月9日 場所:ザグレブ(クロアチア)> 6日、WTTコンテンダーザグレブ2024は大会4日目を迎え、各種目1回戦が行われた。 女子シングルス1回戦では、木原美悠(木下グループ)が世界ランキング7位で今大会第2シードの申裕斌(シンユビン・韓国)と対戦。第1ゲームは中盤で一気に抜け出した木原が先取するも、第2、3ゲームは申裕斌が競り合いを制して勢いをつけ、2ゲームを連取する。 第4ゲームも申裕斌のリズムで試合が進み、9-5まで点差を広げられて追い詰められた木原だったが、そこから意地の連続ポイントを見せて逆転し、そのまま第4ゲームを奪取する。最終第5ゲームはお互いに譲らぬ拮抗した試合展開になるも、木原が第5ゲームを11-9で制して勝利。 世界ランキング7位の申裕斌を倒し、2回戦進出を決めた。 その他、女子シングルス1回戦では、平野美宇(木下グループ)、張本美和(木下グループ)が1ゲームを取られるも勝利し、早田ひな(日本生命)、大藤沙月(ミキハウス)、伊藤美誠(スターツ)はストレートで勝利し、2回戦進出を決めている。 男子シングルス1回戦では、今大会第1シードの張本智和(智和企画)が台湾のベテラン・荘智淵(チュアンチーユエン・チャイニーズタイペイ)と対戦。第1ゲームは荘智淵が先取するも、第2、3ゲームは張本が連取する。しかし、第4ゲームは競り合いとなり、デュースの末に荘智淵が奪取。 試合はフルゲームへ突入し、第5ゲームは全く崩れなかった張本が序盤から6本連続ポイントで突き放す展開に。そして、そのまま張本がリードを保ち続け、11-5で張本が第5ゲームを制し、フルゲームの末に、張本が勝利。2回戦進出を決めた。 その他、戸上隼輔(井村屋グループ)と松島輝空(木下グループ)がストレートの快勝で初戦を突破し、男女シングルス1回戦に出場した日本人選手全員が1回戦を突破した。 また、男子ダブルスでは、篠塚大登(愛知工業大)/戸上ペアがシモン・ゴジ/アレクシス・ルブラン(フランス)と対戦。第1ゲームはフランスペアが先取するも、第2、3ゲームを日本ペアが連取し、フランスを追い詰める展開に。 しかし、競り合いとなった第4ゲームをフランスペアに粘られて奪取され、第5ゲームも競り合いからフランスペアが粘り勝ち。フルゲームの末に、日本ペアが逆転負けを喫した。 7日は、男女シングルス2回戦、男女ダブルス準々決勝、混合ダブルス準々決勝、準決勝が行われる。