【買取】昭和レトロブームの中… レコードプレーヤーの需要増加で買取価格が高いメーカーも
年末に帰省したら、使わないレコードプレーヤーを見つけることもあるかもしれません。「もう処分したいけれど、なんだかもったいない……」と考えている方は、売却して次の使い手に譲ってみるのはどうでしょうか。 【写真5枚】YAMAHA、KENWOODなど… 人気のレコードプレイヤーメーカー レコードプレーヤーは音楽好きから人気が高く、さらに昭和レトロブームも相まって、急激に需要が高まっています。特に、当時製造されていたモデルは数万円以上で取引されることがあるほどです。 そこで本記事では、昭和レトロアイテム「レコードプレーヤー」の買取相場を紹介します。 ※編集部注:外部配信先では図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。
レコードプレーヤーはなぜ今も需要があるの?
2023年現在、多くの方がスマホで手軽に音楽を聴く時代です。しかし、そのような中でもレコードの需要は一定数あります。 「どうして古いのに人気があるの?」と思うかもしれません。 CDやmp3など加工されたデジタル音源は、音楽が本来持つ「生々しさ」がどうしてもなくなりがち。対してレコードプレーヤーなどのアナログ音源は原曲をそのまま収録していますから、音域は広く、臨場感がある音が楽しめるからです。 静かな部屋で、椅子に座って優雅に「音を楽しむ」ツールがレコードプレーヤーではないでしょうか。まさに「通」のためのオーディオ機器といえるでしょう。
レコードの買取相場
アナログレコードの生産実績は2010年から増加傾向で、リサイクルショップでも積極的に買取をしています。 特に、昭和レトロなレコードプレーヤーは、驚くほど高額で買取可能です。 ここでは、着物や昭和レトロ品を買取する「福ちゃん」を参考に、高額で取引されるレコードプレーヤーを紹介します。 ●Pioneer(パイオニア) レコードの音を最大まで引き出すために、パイオニアが技術を余すことなく使ったレコードプレーヤーのEXCLUSIVE P3。 現在では考えにくいですが、職人が1台ずつハンドメイドで生産していました。現存数も少なく、価値が高騰しています。福ちゃんでは、20万5500円の買取実績があります。 パイオニアはこれまで高級レコードプレーヤーを多く生み出してきたため、高価買取されているものが多くあります。 ●YAMAHA(ヤマハ) 今では音楽の老舗メーカーとなった「ヤマハ」がGT思想/Gigantic & Tremendousを掲げ、音の本質を追求したレコードプレーヤーGT-2000。 当時のオーディオマニアであれば、知らない人はいないと言われるほど有名な機種だといわれています。 買取価格は8万5500円程度。保存状態が良ければ、さらに高価買取が期待できます。 ●KENWOOD(ケンウッド) プレーヤーの振動やスピーカーの音圧から生じる床からの振動も排除し、音質を追求したモデルのKP-9010。 音を追求するケンウッドらしい作りではないでしょうか。 レコードに没頭したい方から大変人気が高いプレーヤーで、「福ちゃん」では、2万2500円での買取実績があります。 ●Sansui(サンスイ) レコードプレーヤーは大変高額なものが多く、容易には手が出しにくいものです。しかし、サンスイ「SR-929」は、価格がリーズナブルでも音質は本物。 これからレコードを聴きたいと感じている方や、手軽にレコードを楽しみたい方から需要が高いプレーヤーです。買取相場は3万円程度です。 ●DENON(デンオン) デンオンは1939年から、放送用業務用プレーヤーを製造してきたメーカーです。 「DP-59L」は、プロの要求に応え続けてきたデンオンが、全ての技術を投入して1984年9月に発売されました。 国内レコードプレーヤーの歴史を知るマニアな方から需要が高いモデルです。買取相場は2万円程度です。