国民的番組で突如「呪い」の曲が…まさかの異変に絶句した「人気アニメ」特殊OP&ED回
アニメを彩る、おなじみのオープニング曲やエンディング曲。ただ、特別な回ではいつもとは違う特殊な楽曲を使用する演出が用いられることがあり、そんなレア回に立ち会うとワクワクしてしまうもの。しかし、それらの特殊な回の中には、つい「どうして?」と聞きたくなってしまうような意外な展開もあったりする。 ■【画像】アニメ『ちびまる子ちゃん』の“不穏”回■ 今回は、いつも通り普通にアニメを見ていたら意外な展開に驚かされた、アニメの特殊なオープニングやエンディングを振り返っていきたい。
■『ちびまる子ちゃん』に不穏な曲が…
まずは、日曜夕方の国民的アニメ『ちびまる子ちゃん』の特殊回。これまで様々なアーティストがオープニングとエンディングを歌ってきたが、2002年7月7日放送回は様子が違った。 この日は「まる子、フォークコンサートへ行く」の巻というタイトルのエピソードが放送され、シンガーソングライターの山崎ハコさんが本人役でゲスト出演している。劇中ではギターを持ち『ヨコハマ』を歌唱。これは『FNS27時間テレビ みんなのうた』の企画の一環で、脚本はまる子の声優のTARAKOさんが担当したものだ。 本編の後、いつも通りのエンディングが流れるかと思いきや、エンディングでは山崎さんの代表曲の『呪い』が流れたのだ。これは釘で藁人形を打つという内容の歌。彼女の澄んだ歌声と、どこか物寂しげで不穏なメロディは視聴者を不安な気持ちにさせた。 エンディングの映像は、本編に登場した山崎さんの姿がモノクロになり、そこから実写の水面の写真がモノクロで映し出されるというものだった。いつもの『ちびまる子ちゃん』とは違い、あまりに怖すぎる。その後はこの回のアニメのイラストがモノクロで流されたが、野口さんとその兄がメインの回だったため、結果的にとてもシュールな画面となった。 また、特殊なエンディングといえば、2013年から2023年まで計10年間にわたって放送されたアニメ『進撃の巨人』にもある。Season3の第49話「奪還作戦の夜」は、視聴者を大いに驚かせるものだった。 この回の内容は、調査兵団がついにウォール・マリアの奪還作戦に踏み切り、ウォール・ローゼを出発するという内容。本編が終わり、いつも通りのエンディングが流れたが、曲の中盤で急に画面に異変が起こるのだ。 エンディングの映像は突如止まり、大きく乱れて、逆再生のような不可解な音声、聞き取れないほど切り取られたキャラクターのセリフが流れる。過去の内容が早戻しのように流れた後、今後の展開を思わせる映像が映し出される。この映像の後、曲も映像も通常のエンディングに戻るが、急に挟まれたホラーじみた演出に、当時リアルタイムで見ていた人は「テレビが壊れたのではないか」と一瞬焦った人も多いという。アニメ『進撃の巨人』を語る上で忘れられない鳥肌展開だ。