ついに「全決」メンバーの正体が明らかに…広瀬アリス”雨野”の名言にシビれたワケ。『全領域異常解決室』第6話考察レビュー
広瀬アリス”雨野”「私も神なんですね」
前世で出会い、恋に落ちた大国主神と八百比丘尼。来世でもまた一緒になろうと約束した2人だったが、今世では大熊が別の女性と内縁関係にあった。しかし、運命的に彼は約束の女性と再会する。それが犬塚真澄(関めぐみ)だった。 大熊は内縁の妻に別れを告げ、真澄との関係を深めていく。一方で、真澄が大熊の財産目当てではないかと疑う声もあった。なぜなら、大熊が体調を崩してから彼女は「不老不死」の研究に没頭していたからだ。しかしその真相は、大熊を救いたい一心で行動していただけだった。生まれ変わってもまた出会いたい、一緒にいたい。という2人の純粋な愛に胸を打たれた。 神は、身近に存在し、ハメを外すこともあるし、恋をすることもある。今回のエピソードはその一面を象徴している。神の魂がどの肉体に宿るか分からない。それでも、必ずまた出会ってみせる。そう誓う犬塚の姿が印象的だった。 ただし、物語の影にはヒルコの存在がちらつき、穏やかではない。 そんな中、雨野の「私も神なんですね」という衝撃的な発言が飛び出す。そして、彼女の正体が天宇受売命であることが判明する。 「物心がついたころに神であった記憶を思い出す」の話とは違う、雨野はその記憶を完全に忘れていたように見える。それはなぜなのか。そして、このタイミングで自分が神だと自覚したのか。これらの謎は次回に持ち越されるようだ…。次回が待ち遠しい! それにしても、「私も神なんですね」というセリフ、いつか自分も言ってみたいものだ。 【著者プロフィール:ふくだりょうこ】 大阪生まれ関東育ちのライター。大学卒業後からライターとして活動、シナリオ制作やエンタメジャンルの記事を中心に執筆。ドラマと邦画、ハイボールと小説が好き。
ふくだりょうこ