「西園寺さんは家事をしない」 “偽家族”超えるシンプルな関係、新たな出発に反響 「選びたい形を自由に選べる世の中であれ」
松本若菜が主演するドラマ「西園寺さんは家事をしない」(TBS系)の最終話が、17日に放送された。(※以下、ネタバレあり) 本作は、徹底して家事をしない主人公・西園寺一妃(松本)と年下の訳ありシングルファーザー&その娘の風変わりな同居生活を通して「幸せって何? 家族って何?」を考えるハートフルラブコメディー。原作は『ホタルノヒカリ』を手掛けたひうらさとる氏による同名コミック。 ある日、楠見の娘・ルカ(倉田瑛茉)が「さようなら」とメモを残し、突然、家出をしてしまう。西園寺と楠見(松村北斗)は、自分たちが互いに恋心を抱いてしまったことでルカを傷つけたのではと罪の意識を感じる。 2人は必死にルカを探すと、ルカは横井(津田健次郎)の保護のもと、公園で遊んでいて偶然に家政婦の美代子(高畑淳子)と出会う。そしてルカは美代子の家に遊びに行くと、その後をつけていた西園寺は、美代子と対面する…。 美代子が母だと分かった西園寺は、捨てられたことに対しての怒りをぶつける。美代子は家族を捨てて出て行ってしまった当時の苦悩を語り出すと、西園寺は号泣してはじめて美代子の気持ちを理解する。 その後、西園寺と楠見は、ルカのために“偽家族”はどうあるべきなのかを議論する。悩んだ西園寺は、ルカに楠見を好きになったことや偽家族を終了しようとしていたことわびる。しかし、ルカは消化しきれず、3人は偽家族に変わる何かを探し始めることに…。 放送終了後、SNS上には、「関係性に名前を付けてみる日々と名前はいらないと歩き出す姿、両方見せてくれたこのドラマは希望。名前がほしい人、名前は付けずに一緒にいたい人、選びたい形を自由に選べる世の中であれ」「最終回で、幸せそうに笑う亡き母を感じることがでできたルカちゃんにつながるの本当にうますぎるし、どこまでも優しい」「名前を付けなくてもいい"愛"があることを本気で描いたこの作品の偉大さに感涙」などの感想が投稿された。 このほか、「このドラマのヒロインは松本若菜一択。コメディーとまじめさのあんばいがこんなに上手に、そして安定して演じられる女優さん、そんなにいない」「そりゃあ、高畑淳子キャスティングするわ。そこまで長くないシーンなのに、出ていくに至った感情が、苦しいほどに伝わってくる」「当て馬になり、黒子になり、執事になるカズト横井が有能すぎる」といったコメントも投稿された。
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