東京Vは翁長ループ弾を守り切る! 名古屋は4戦未勝利、五輪候補・山田楓喜は途中出場も無念の交代
[6.22 J1第19節 東京V 1-0 名古屋 味スタ] J1リーグは22日に第19節を行った。東京ヴェルディと名古屋グランパスの対戦は、東京Vが1-0で勝利。後半7分にMF翁長聖がループシュートで決勝点を沈めた。名古屋は4試合未勝利が続く形となった。 【写真】EURO出場選手の美人すぎる妻たち 16年ぶりのJ1を戦う東京Vは5勝4敗9分で11位。前節は3連勝ならず、サンフレッチェ広島に1-4で大敗を喫した。MF見木友哉が累積警告で出場停止。怪我人をいまだ多く抱えるなか、チームを離脱していたパリ五輪メンバー候補MF山田楓喜がベンチ入りした。名古屋は前節・湘南ベルマーレ戦で先制も追いつかれてドロー。直近3試合で1敗2分と勝ち切れず、順位は9位となった。今節はフル出場が続いていたDF三國ケネディエブスが2試合ぶりに復帰した。 リーグ前半戦ラストとなる対戦は、ともに3-4-2-1の布陣を敷く。互いが相手の守備システムに苦しめられた。ロングボールを飛ばして相手の裏を狙うが、双方の守備陣が冷静に対応。東京Vが徐々に敵陣PAに迫りながら、前半終わり際には連続でセットプレーからチャンスを作る。それでも前半はスコアレスのまま折り返した。 ハーフタイムで両チーム交代はなし。後半から名古屋が攻勢を強める。後半1分、MF森島司が浮き球パスをPA左に飛ばすと、FW山岸祐也が頭で折り返す。最後はMF稲垣祥がゴール至近距離からシュートを放つが、相手のブロックに遭った。 後半7分に均衡が崩れる。東京Vは自陣からのカウンターでFW木村勇大が右サイドをドリブル突破。MF山中亮輔に倒されるが、翁長がボールを拾うと、プレミアリーグから交流プログラムで来日しているダレン・イングランド主審はプレー続行を指示する。翁長はそのままフリーでPA右に進入。飛び出したGKランゲラックをかわすようなループシュートを決め切り、先制点を手にした。 先制した東京Vは直後に交代カードを切る。MF松橋優安を下げると、山田楓がリーグ戦4試合ぶりに出場した。山田楓は右WBに入り、翁長が右WBから左WBに移動した。同25分には名古屋が2枚替え。DF三國ケネディエブスとMF永井謙佑に代え、DF吉田温紀とFWパトリックを投入する。東京Vは29分にMF山見大登とMF齋藤功佑に代え、DF千田海人とMF稲見哲行を入れて守備を固めた。 追いかける名古屋は後半31分、PA手前にこぼれたボールをMF椎橋慧也が右足ミドルで合わせるが、ゴール右ポストを直撃。惜しくも同点ゴールとはならなかった。 攻勢を強める名古屋に対し、東京Vが冷静に守り切る。後半アディショナルタイムには直前に相手のシュートを頭で受けた山田楓が途中交代。FW山田剛綺が出場した。 試合はそのまま終了し、東京Vが1-0で2試合ぶりの勝利を収めた。