大山のぶ代さん＝２００６年６月１１日撮影

　国民的アニメ「ドラえもん」のドラえもん役などで知られる声優の大山のぶ代さんが、９月２９日に老衰のため亡くなっていたことが１１日、分かった。９０歳。これを受け、現在のドラえもん役を務める声優の水田わさび、しずか役のかかずゆみ、声優仲間の野沢雅子が所属事務所を通じてコメントを発表した。 【写真】在りし日の大山のぶ代さん　イベントで驚異的なゲーマーぶりを発揮 　【水田わさび　コメント全文】 　突然のご逝去の報に何をどう伝えればいいかわからないくらい心が動いております。 　それくらい偉大な役者さんであり、とてつもなく大きなバトンを受け取りました。 　今も演じる中で、大山さんがマイクの前に立つ背中を思い出します。 　これからも何度も思い出します。 　その背中に届くように、のび太君たちとこれからも冒険します。 　長い間、本当にありがとうございました。 【かかずゆみ　コメント全文】 　イキイキと喋り動き回る「ドラえもん」を見るのが楽しみな幼少期でした。 　そのお声を聞くと、こどもの頃のワクワクした気持ちを思い出します。 長年愛されるキャラクターに育ててくださりありがとうございました。 　作品を引き継いだ１人として、次の世代にもしっかりと愛される作品作りにこれからも邁進して参ります。 　ご生前のご功績を偲び、謹んでご冥福をお祈りいたします。 【野沢雅子　コメント全文】 　ペコとは初期からの声優仲間で長いお付き合いだったので、まだ実感が湧きません。 　スタジオで会えば「マコ～！」と元気に声をかけてくれた笑顔を昨日のことのように思い出します。 寂しいけれど、あちらのみんなと集まってまた一緒にお芝居してね。