「なぜ『謹慎させる』と言えないのか」…性加害報道の伊東純也に日本サッカー協会元幹部が厳しい注文
元フランス代表も性的暴行容疑で起訴されているが…
性加害疑惑による刑事告訴でアジア杯途中でサッカー日本代表を離脱した伊東純也(30)は所属するフランス1部リーグ、スタッド・ランスで2試合続けて先発出場。現地時間18日、対RCランスでは絶妙なアシストを決めた。 【画像】ミニスカ美女が大胆に……!松本人志が恍惚とした「馬乗り写真」 伊東は定位置の右サイドでパスを受けると相手と対峙したままま、コントロールの利いた低い弾道の絶妙なクロスを決めて先制弾をアシスト。クラブの公式Xが「チーム最初のチャンスを伊東純也が最高の結果で応えてくれた」と絶賛だった。 S・ランスでは今回の「伊東問題」で「日本のメディアが報じた内容と伊藤が起こした名誉毀損の告訴状に注目をし留意はしていますが、これまでの伊東の人間的資質と行動がクラブによって疑問視されることはありません」と即座に声明を発表して伊東への支持と団結を決めた。この試合は1-1で終わったが、後半43分に伊東が途中交代となると「スタンドから大きな拍手が起こり、伊東コールも沸き起こりました」(サッカー担当記者)。S・ランスでの伊東の評価は実に高い。 所属クラブだけではない。この問題が起きる前にフランス国内での伊東の人気と知名度を証明した「出来事」があった。1月23日、伊東が所属するランス大学病院のイベントにフランス大統領夫人のブリジット・マクロン氏(70)と同国代表のディディエ・デシャン監督(50)が出席。そこでマクロン夫人は「ジュンヤ・イトウはとてもうまい選手よね。ディディエ、なぜイトウを(フランス代表に)選ばないの?フランス代表に呼んじゃいなさいよ」と直談判したことがフランス国内で報じられた。 「サッカーのフランス代表は、海外からの帰化選手を主力にする“伝統”があります。大統領夫人のジョークではありせん。(フランスのスポーツ紙)レキップ紙ではフランス代表のエースでパリ・サンジェルマンのエムバぺとともに1面を飾ったこともある。フランスで最も有名な日本サッカー選手ですよ」(サッカーライター)とその地位を確実なものにしていた。 フランスをはじめ、欧州ではサッカー選手のスキャンダルについては「推定無罪」が大原則。フランス国内では昨年8月に元フランス代表で1部リーグ・モナコ主将を務め背番号10番をつける、ベン・イェデル(33)が性的暴行容疑で起訴された。2人の女性から訴えを起こされ、勾留もされたという。捜査をしたニース検察局はイェデルに対して保釈金90万ユーロ(約1億4000万円)を請求した。これより前の昨年の4月にはスペインリーグ在籍時(’16年から’19年・セビージャ)の脱税についてもスペインの裁判所から有罪判決を受けている。 「それでも所属するモナコでは一切ノーコメントを貫き、イェデルは出場を続け今月4日の対ル・アーヴル戦では公式戦通算500試合出場も達成しました。イェデルの存在は、疑惑をかけられている伊東にとって、結果的に“追い風“になっていることは間違いありません」(同)