外差し決着ならユキノファラオの出番だ(今年3月撮影、ユーザー提供：砂肝さん)

　金曜正午の時点で東京は芝ダートともに稍重、天候は雨となっている。夕方には雨が止むので、芝は良、あるいは良に近いコンディションまで回復する。引き続き高速決着。先週からDコースに替わり、逃げ先行馬が粘り込みやすくなっている。差し馬は展開利が欲しい。一方のダートは多少なりとも湿り気が残るだろう。速めの時計で好位組が残っていた先週と同じパターンかも。 【写真】青函Sで注目のユキノファラオ 　京都は芝が稍重、ダートが不良、天候は晴となっている。芝は良に回復して、かなりの高速決着が見込める。内外はフラット。ペース次第で逃げ切りから差し切りまである。ダートは湿り気が残るが、クラスが上がればペース次第で差し馬にも出番あり。 　そして函館は芝ダートともに良、天候は曇。芝は依然として速めの時計の決着。それでも先週は開幕週に比べると差しが決まりやすくなっていた。脚質の有利不利はほぼない。ダートは速めの時計が出ていて、逃げ先行馬が止まらない。 【注目馬】 東京11R・テンノメッセージ…いかにもペースが落ち着きそうなメンバー構成。レース上がり3Fが33秒6の前々走を差し切ったように、決め手比べは大得意なので勝ち負けになる。 京都11R・コパノニコルソン…昇級戦の前走は1秒2差の5着とはいえ、3着とは0秒1差。クラスにメドが立つ内容だった。道悪で3戦2勝の成績が示す通り、高速決着は得意なので、馬券圏内に食い込めるかも。 函館11R・ユキノファラオ…ここはハイペース必至なので、外枠の差し馬に要注意。昇級戦の前走は流れ不向きで11着に終わったが、上がり3Fはメンバー中2位だった。展開一つで出番はある。