【ナゼ?】「当たり前の生活ができなくなった」全国各地で『薪ストーブ』によるトラブル続出中⁉神奈川や千葉では議会で取り上げるほどの騒動になるも、自治体は“お手上げ状態”…その理由とは?
生活音・騒音・ゴミ出し・駐車マナーなど、日常生活で起きる様々な“ご近所トラブル”。寒くなっていくこの時期に懸念されているのが、住宅街での薪ストーブ使用を巡る“煙害”トラブルです。神奈川・葉山町や千葉・船橋市などでは、議会で取り上げるほどの騒動に。自治体の対応は?使用時に気を付けるべきこととは? 【なぜ?】アスファルトと砂利道の狭間で揺れる京都『哲学の道』 整備検討で住民賛否【写真で見る】
■人気再燃『薪ストーブ』の“煙害”巡るトラブル 住民は「当たり前の生活ができなくなった」と被害を訴え
『薪ストーブ』は、電気やガス・灯油などの化石燃料を使わず、薪を燃やした熱で温まる環境にやさしい暖房設備といわれています。エコ意識の高まりやアウトドアブームによる後押し、さらに災害時にも活用できるため、近年人気が再燃。メラメラと燃え上がる炎は、見ているだけで癒し効果があるともいわれています。脱炭素社会の実現などの観点から、補助金を出す自治体も。
しかし、薪を燃やした際に出る煙やスス・ニオイなどによる“煙害(えんがい)”を巡り、各地でトラブルが報告され、各自治体が頭を悩ませています。
神奈川・葉山町の議会では、切実な訴えが議題にあがりました。 (神奈川・葉山町議会本会議より/2023年10月) 「薪ストーブが使用されてから喘息を発症し、健康被害を受けていると、ご相談を受けました」
葉山町によると、薪ストーブとの因果関係は明らかになっていません。ただ、『ミヤネ屋』が取材した体調不良などの被害を訴えている住民は、「冬は、薪ストーブによる煙のため換気ができず、洗濯物も干せなくなるなど、当たり前の生活ができなくなった。咳がやまず、呼吸が苦しくなり、夜は眠れない状態になるときも。行政はもっと注意喚起をしてほしい」と話していました。
この問題を、神奈川・葉山町の議会に提起した三浦大輝町議によると…。 (神奈川・葉山町 三浦大輝町議) 「私のところにも、何人かから問い合わせが来たり、町役場のほうにもクレームの電話も来ているみたいです。町のホームページ上でも薪ストーブの問題を提起したりとか、対策をしていますが、それだけでは解決していないという現状です」 町議によると、1年以上前から、こうした被害を訴える声があったそうです。
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