鹿児島大・新学長に井戸章雄氏(宮崎県出身) 2度目の投票で過半数
鹿児島大は4日、学長選考・監察会議(議長・坪内博仁鹿児島市立病院長)を開き、次期学長候補に鹿大筆頭理事・副学長の井戸章雄氏(64)を選んだ。任期は2025年4月から4年間。文部科学大臣の任命後に就任する。現学長の佐野輝氏(67)の任期は同年3月末まで。 同会議は、学部長らでなる教育研究評議会と、経営協議会の学外委員から選出した計16人で構成する。 公募への応募はなく、10月3日、教育研究評議会議長から候補5人の推薦があった。教員らの投票による学内意向調査結果などを踏まえ、同31日に井戸氏のほか、鹿大理事の岩井久氏、鹿大病院病院長の坂本泰二氏の最終候補3人を選出した。 12月4日は、3人が鹿大の将来や展望についてプレゼンテーションを行った後に投票となり、上位2人による2度目の投票で過半数を得た井戸氏を選んだ。 井戸氏は宮崎県出身。1984年、長崎大医学部卒。医学博士。京都大医学部付属病院准教授などを経て、2007年に鹿大准教授、14年に同教授就任。23年から現職。専門は肝臓病学、消化器病学。
南日本新聞 | 鹿児島