日本人キャストたちが大活躍! 今春公開のハリウッド映画が見逃せない
『Mr.ホームズ 名探偵最後の事件』 重要な役どころで華を添える真田広之に注目!
シャーロック・ホームズが93歳になり、知力も衰え、死を前にしたとき、彼はいったいどのように新たなミステリーと向き合うのか? 3月18日公開となる映画『Mr.ホームズ 名探偵最後の事件』では、意外な姿のホームズが登場する。演じるのは『ロード・オブ・ザ・リング』のガンダルフ役でアカデミー賞にノミネートされたイアン・マッケラン。そしてワトスン君に代わって助手をつとめるのは、天才子役マイロ・パーカー演じる少年ロジャー。彼らが謎解きするミステリーは、ホームズ自身の引退の原因ともなった未解決事件だ。 謎のカギとなる日本人ウメザキを演じるのは真田広之。映画『ラスト サムライ』で渡辺謙と共演した真田が今回もハリウッド映画で深みのある演技を披露。最後の事件に挑むためにホームズが訪れた日本を案内するウメザキ、実はホームズの過去の因縁を持つ男だった。ウメザキの正体とはいったい? そしてホームズを引退へと追い込んだ「取り返しのつかない失敗」の真相とは? ホームズの最後の推理がいま、はじまる。 監督は『ドリームガールズ』のビル・コンドン、製作は『英国王のスピーチ』のイアン・カニングら。そしてサスペンスを盛り上げる音楽は、先ごろ話題作『キャロル』でゴールデン・グローブ賞にノミネートされたカーター・バーウェルが手がける。世界中のシャーロックファンを微笑ますこと間違いなしの初期作品への数々のオマージュも見逃せないポイント。 老人となったホームズが鋭い推理の代わりに、人生への深い洞察力で事件を研ぎほぐす姿はいままでにない深い感動を与えてくれそうだ。誕生からまもなく130年を迎える英国ミステリーの最高峰、シャーロック・ホームズの世界にぜひ酔いしれたい。千葉県の佐原市や奈良県の瀞(どろ)ホテルなど日本で撮影されたシーンもお見逃しなく!
『バットマン VSスーパーマン ジャスティスの誕生』 ハリウッド超大作常連、女優TAOの圧倒的存在感
今年、アクションファンならずとも必見の映画。ザック・スナイダーが再びメガホンをとる『マン・オブ・スティール』の続編、『バットマン VSスーパーマン ジャスティスの誕生』である。ベン・アフレックがバットマン役、ヘンリー・カヴィルがスーパーマン役でW主演する話題作となっている。 その映画に『ウルヴァリン:SAMURAI』(2013年)のヒロインに大抜擢されハリウッドデビューを果たした日本人女優のTAOが出演。今回の役どころは謎の男レックス・ルーサー(ジェシー・アイゼンバーグ)の秘書、マーシー・グレイブス。メガネをかけて、黒のワンピースをまとった姿がとてもクールだ。 身長177センチでアイコニックなマッシュルームカットで知られたTAOは、14歳でモデルデビューし、パリコレをはじめ世界のファッションシーンで活躍した。いまは得意の英語を生かしてハリウッド女優としての才能を開花させ、モデルの仕事はセーブ中。しかし、今回の役は監督がTAOのモデル時代の写真からインスパイアされて黒縁のメガネをかけることになったそう。 今回の映画では、正義だったはずの2人のヒーローが衝突する理由に迫る。行き過ぎた正義で批判されるバットマンと、人々を守るために使った超人的能力のため、巨悪と恐れられるようになっていくスーパーマン。自身がヒーローであることを周囲に隠しながら孤独に戦い続けてきた2人だが、互いの立場の違いからいつしか一触即発の空気に。この世紀の対決はどのような終わりを迎えるのだろうか? さらに本作ではワンダーウーマンやアクアマンなどのヒーローも勢ぞろい。豪華ヒーローたちの共演はかつてないほど盛り上がりを見せそうだ。