福士加代子さん(青森・板柳町出身)に「HEROs AWARD」 地域活性化の取り組み評価
社会貢献活動に取り組むアスリートを表彰する日本財団の「HEROs AWARD(ヒーローズ アワード)2024」に、陸上女子長距離で4大会連続夏季五輪出場の福士加代子さん(青森県板柳町出身)が選ばれ16日、東京都内のホテルで授賞式が開かれた。 福士さんは京都府の「京のスポーツ夢バンク」で、子ども向け陸上教室を開催。昨年からは現役時代に世話になったという香川県で、「福士加代子RUNプロジェクト」の代表として企画・運営した「笑って走れば福来たる駅伝」を開くなど、地域活性化への貢献が評価された。式では今後の抱負として「張り切って全国的に(活動を)やっていきたいと思う。ぜひご支援、ご協力を」と呼びかけた。 他にプロボクシングの那須川天心さん、プロ野球・DeNAの筒香嘉智さん、日本ラグビーフットボール選手会、総合医療福祉機器メーカーのオットーボック・ジャパンも受賞した。 同事業はアスリートによる社会貢献活動を促進することによって、スポーツでつながる人の関心や行動を生み出し、社会課題解決の輪を広げることを目指している。サッカー元日本代表の中田英寿氏が発案し2017年に創設された社会貢献活動の一つ。8回目の今年は、過去最多となる453候補から選ばれた。