横浜DeNA佐野恵太「吸収すること、勉強することがたくさんある選手」“5年ぶり”古巣復帰の筒香嘉智に刺激
藤木直人、高見侑里がパーソナリティをつとめ、アスリートやスポーツに情熱を注ぐ人たちの挑戦、勝利にかける熱いビートに肉迫するTOKYO FMのラジオ番組「SPORTS BEAT supported by TOYOTA」(毎週土曜 10:00~10:50)。8月17日(土)の放送は、横浜DeNAベイスターズの佐野恵太(さの・けいた)選手がゲスト出演。高見が本拠地の横浜スタジアム(神奈川県)を訪れ、取材した模様をお届けしました。
佐野選手は、1994年生まれ岡山県出身の29歳。2016年のプロ野球ドラフト会議で横浜DeNAベイスターズから9巡目指名を受けて入団。2020年シーズンにはチームの主将に抜擢され、同年に首位打者のタイトルを獲得。今シーズンもチームの主軸として活躍しています。
◆古巣復帰の筒香嘉智選手に刺激
高見:佐野選手は、入団後から筒香(嘉智)選手にバッティングを教わっていたそうですが、筒香選手が5年ぶりに横浜DeNAに復帰したことは、佐野選手にとっても良い刺激があったのではないでしょうか? 佐野:もう一度、一緒にプレーできることはすごく楽しみですし、僕が成長したところも見てもらいたいなとは思ってはいるんですけど、ポジションが(自分と)丸かぶりなので、自分も頑張らないと試合に出られなくなるなと……なので、気持ちとしては“半々”です(笑)。 高見:筒香選手が復帰されてからは、どんなコミュニケーションを取られたのですか? 佐野:まるで5年前に戻ったかのような……自分は今年で30歳ですけど、25歳のときに戻ったような感覚でした。吸収することや勉強することがたくさんある選手ですし、これからも自分の成長につなげていきたいなと思います。
高見:佐野選手は、筒香選手から主将を引き継ぎ、今シーズンからは牧秀悟選手に引き継がれましたが、牧選手に何かアドバイスなどはされましたか? 佐野:牧は野球はもちろんですけど、人間性も素晴らしいので「何も心配していないよ」ということを伝えました。ただ、真面目な性格がゆえに自分を責めすぎたり、変に追い込みすぎるところがある点はちょっと心配していたので、「今まで以上に自分のことを大切にしてほしい」ということも伝えました。 高見:牧選手に主将を引き継がれてから、佐野選手自身のチーム内の立ち位置は、どのように感じていらっしゃいますか? 佐野:どうですかね……キャプテンをやる前の23~25歳のときは“おふざけキャラ”みたいな立ち位置でやっていました(笑)。それから4年間キャプテンをつとめて、気付いたらチームでも真ん中より上あたりの年齢になってきているので、チームを盛り上げたり、雰囲気を良くしたり、というところは引き続きやっていきたいと思っています。 * キャプテン(をつとめた4年間)は、すごく良い経験をさせてもらったなと思います。小さいときから野球をやっていますけど、それまでキャプテンをつとめることがなかったので、改めて“自分の言動を周りの選手は見ているんだ”ということを常に言い聞かせながらできたことは、成長できた部分かなと思います。