3連単7万超の穴配当を提供! 大ケガから復帰後初白星の38歳競輪選手が準決進出「ケアしながら走れれば」/松戸ミッドナイト
松戸競輪場のミッドナイト「ウィンチケットミッドナイト競輪(FII)」が24日に初日を迎えた。5RのA級予選で白星発進を決めた小岩哲也(38歳・大分=101期)に話を聞いた。 小岩は8月の地元開催の初日に落車。そこから中103日間の欠場期間を経て、11月から復帰した。ケガの様子を聞いてみると「ケガは右鎖骨の骨折と肋骨を8本と肺気胸も。かなり大きいケガでしたね。鎖骨の骨折はあったけど、今まではピンだったけど、今回はプレートで固定してあるんです。練習は手術の後、1週間くらいしてから乗り始めた。でも、それがよくなかったみたいで…。崩れた体ですぐに乗るのはよくないみたいなんですよね。それでなのか、今もバランスを治している段階なんです」と無事に復帰をしたはいいものの、悩ましい日々が続いていたようだ。 前検日には『7番車ですね(苦笑)』と苦笑いを浮かべていたが、初日は切って切ってで先行した菅田和宏の3番手を取り、捲ってきた齋藤宗徳を併せて中団捲りを決めて、3連単は7万を超える穴配当を提供した。 「すんなり3番手に入れて、脚を使わずにいい位置を取れたのがよかった。(齋藤が)来たのに併せて踏んだら車が進んでくれた。前までは踏み切れているけど、その割に進んでいないっていう感じだったけど、今回は進んでくれる感じがありました。まだ体のバランスが崩れているので、崩れているところを庇おうとして腰を痛めたりしてしまうんです。ケアをしながら明日以降も走れれば」と謙虚ながらも嬉しい久々の白星に笑みが溢れていた。 準決勝は単騎で初日特選を制した島村匠の番手を選択。十分にチャンスがある番組だし、ここから巻き返しを図りたい。(アオケイ・宮本記者)