ロヒンギャ難民を強制排除 インドネシア、抗議の学生
【ジャカルタ共同】インドネシア・スマトラ島アチェ州の州都バンダアチェ市で27日、ミャンマーでの迫害を逃れて駐車場にとどまっていたイスラム教徒少数民族ロヒンギャ約140人に学生たちが抗議し、強制的にトラックに乗せて現場から立ち退かせた。地元メディアが伝えた。 イスラム教徒の人口世界最多のインドネシアで同じイスラム教徒が排除される事態となった。国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)はロヒンギャを保護する警察の封鎖を破った暴徒による襲撃と指摘し「難民たちは心に傷を負った」と非難。難民を攻撃するヘイトスピーチがインターネット上で拡散していると警告した。