【威力業務妨害容疑】路線バス車内で運転手に暴言浴びせ運行妨害するなどした疑い…80歳の男逮捕(静岡市)
11月、静岡市内を走る路線バス内で、運転手に暴言を吐いた上、バスの運行を30分にわたり妨害したとして、80歳の男が、6日、逮捕されました。犯行に至った経緯とは。 (男の暴言) 『何で遅れているんだ』 車内に響き渡る怒号。これは、11月13日正午ごろ静鉄ジャストライン・中原池ヶ谷線のバス内で発生した迷惑行為。バス会社から被害届が提出され、捜査していた警察は、6日、威力業務妨害の疑いで、静岡市駿河区桃園町に住む無職の80歳の男を逮捕しました。 警察と「しずてつジャストライン」によりますと、容疑者の男は、渋滞などで15分ほど遅れていた新静岡行きの路線バスに乗車すると、すぐに「何で遅れているんだ」と叫び、運行を妨害。そして、馬淵3丁目のバス停で下車する際にも、運転手に説明を求め、運転手が「コールセンターへ連絡してください」と告げると…。 (男の暴言) 『お前が電話しろ』 …と、さらにヒートアップ。この影響で、バスは馬淵3丁目のバス停で30分ほど足止めとなってしまい、同乗していた複数の乗客は、後続のバスに乗り換える事態になりました。運転手は、その場で110番通報し、警察が駆け付けると容疑者の男は話に応じず、その場を去りました。しかし、その2日後。「しずてつジャストライン」のコールセンターに、同様の抗議電話があったことや、ドライブレコーダーの映像などから、警察は容疑者の男を特定しました。警察の調べに対し、男は容疑を認めています。 今回の事件を受け、「しずてつジャストライン」は、「このような事案はバスの安全輸送に影響を及ぼすため、お客さまのご要望には真しに対応しますが、場合によっては毅然とした対応をさせていただきます」とコメントしています。