坂本龍一が遺したものを次世代に渡す『sakamotocommon GINZA』がスタート!
4階に展示されている「OPERA PIANO」は坂本が所蔵していた、ヤマハデザイン研究所のデザインによるピアノだ。会場では坂本の演奏データにより、「energy flow」など5曲が自動演奏される。キータッチの強弱も再現されて、彼の息づかいまで聞こえてきそうだ。
このプログラムにはチケットはなく、坂本が遺したものを共有化する試み「sakamotocommon」のクラウドファンディング参加者が入場できる。この「sakamotocommon」では〈Ginza Sony Park〉3階で流れる坂本のフィールドレコーディングを次世代のクリエイターに利活用してもらえるような仕組みを構築することも考えている。彼が遺したものが雨のように地面に染み込んで生き物の糧となり、花を咲かせる、そんな試みだ。
『sakamotocommon GINZA』
〈Ginza Sony Park〉B2/3F/4F。東京都中央区銀座5丁目3-1。2024年12月16日~12月25日。11時~19時(予定)。sakamotocommonのクラウドファンディング「うぶごえ」(3,000円~)に参加すると入場可能となる。※12月22日は「東北ユースオーケストラin Ginza Sony Park」実施のため、4FのOpera Pianoは、15時30分までの入場。※12月23日は「sakamotocommon構想会議」実施のため、B2Fの《Sensing Streams 2024 - invisible inaudible (GINZA version)》は、16時までの入場。
text_Naoko Aono editor_Keiko Kusano