「新幹線のありがたみが分かった」との声も…保守用車両の衝突事故あった東海道新幹線 23日朝から運転再開
夏休みを直撃した大混乱に、JR東海は22日夜、会見を開いて謝罪し、復旧に時間を要した背景を説明しました。
JR東海の施設部長: 「40キロほどのスピードでぶつかっておりまして、それを切り離すのに慎重を期しながらやって時間を要したということ。衝突した結果、油等も漏れておりましたので、そちらの処置も行わなければならなかった」 線路設備の補修や、保守用車両の搬送にも時間を要したといいます。 事故の直前、追突した保守用車両の運転士は手動ブレーキを操作したほか、GPSを使った自動ブレーキも反応していましたが、作動はしませんでした。 JR東海の施設部長: 「運転士が居眠りだとかよそ見だとかということもなくて、それぞれ係員が2人おりますけど、別々に話を聞いても『きちんとブレーキ操作をしていた』ということですので、今のところ手順誤りみたいなことはないと想定しております」 手順に誤りがなかったのであれば、なぜ事故は起きたのか。事故車両は豊橋駅近くの保守基地に収容され、JR東海が詳しい原因調査を進めています。