角田裕毅「本当に残念」中国GPもらい事故での今季初リタイアを口惜しむ…P19→13まで巻き返すもペースは「思ったほど上がっていない」|F1
中国GPを終えて、今季初リタイアとなった角田裕毅がコメントを発している。 上海で角田は19番グリッドからレース開始。ソフト、ミディアムとつないだ後、21周目にバルテリ・ボッタスがターン11奥でマシンストップすると戦局が一変する。レースはバーチャルセーフティーカーとなり、その後セーフティーカーへと突入した。 【動画】角田裕毅、マグヌッセンに当てられ中国GP無念のリタイア…リカルドはリスタート直前、ターン14でストロールに追突される 角田はバーチャルセーフティーカーからセーフティーカーに切り替わったタイミングでピットに入り、ハードタイヤにスイッチ。本来ならここからのロングスティントで、最後まで走り切るはずだった。 セーフティーカーエンドのローリングスタート後、角田は15番手から13番手まで浮上。その27周目ターン6で、角田の右リアにケビン・マグヌッセンの左フロントがヒットし、これで角田はスピン。右リアのタイヤがパンクしてレース続行不可能となり、リタイアを選択した。 レース後、角田は自身のSNSとチーム公式メディアを通じて「巻き返しをしていたところ後続車に接触されリタイヤとなりました」と、上海での悔しさをあらわにしている。 「今日の結果は本当に残念だし悔しいです。マグヌッセンに当てられるまでレースの進み方は十分に満足できるものだった」 「セーフティカー明けのスタートも良かったし、順位も(スタート時から)5つ上がったので、自分のできることは最大限に出せたと思う」 角田本人としては、レースペースが良くてポジションアップできた感触はなく”思ったほど上がっていない”と、金曜日から続くマシン不調は完全に解消されていなかったと明かしている。 「ただ、ペース自体は思ったほど上がっていませんでした。僕らは他のクルマよりも滑っていて、チームはそんな中でも懸命にプッシュしてくれた。問題解決のために協力してくれたけど、全体として今週は本来の力強いパフォーマンスを発揮できなかったのが残念でした」
「このレースではダニエルが良いペースで走っていたし、チームとしても両マシンがリタイアしなければならなかったのが無念でした」 角田は「ファエンツァでこの理由をしっかり検討して改善したい。次のマイアミではさらに強くなって戻って来られると確信している」と続け、2週間後のマイアミGPに向けて照準を定めている。 19番グリッドから、決勝レースでは中団勢の上を狙える位置までポジションアップしてきた角田。だが本人としては「ペースは思ったほど上がっていない」と語ったように、十分に力を発揮できていない手応えだったようだ。 今季初の北米となる第6戦マイアミGPでは上海で起こった数々の問題をクリアにして、今季3度目の入賞を果たしたいところだ。
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