『レイトン教授と蒸気の新世界』レビュー。初プレイアブルの最新作にシリーズ最多の謎を収録。レイトンとルークのコンビが復活してナゾトキに挑む!【TGS2024】
久しぶりの『レイトン教授』新作が遊べる! 先日のレベルファイブビジョンにて2025年の発売が発表されたシリーズ最新作『レイトン教授と蒸気の新世界』が、“東京ゲームショウ2024(以下、TGS2024)”レベルファイブブースにて出展されている。 【記事の画像(14枚)を見る】 本稿では、東京ゲームショウ2024にて世界初のプレイアブル出展となる『レイトン教授と蒸気の新世界』の試遊レビューをお届けする。 記事内には、試遊で楽しめるナゾトキの内容について触れている部分がありますのでご了承ください。 試遊に長蛇の列! 久しぶりの『レイトン教授』新作に高い注目が集まる 『レイトン教授と蒸気の新世界』ブース。 蒸気が出てる! 『レイトン教授』シリーズは、レイトン教授とルークがくり広げるナゾトキ・ファンタジーアドベンチャーだ。1作目となる『レイトン教授と不思議な町』が2007年にニンテンドーDSで発売され、同2007年に続編となる『レイトン教授と悪魔の箱』が、2008年には3部作を締めくくる『レイトン教授と最後の時間旅行』がリリースされた。 2011年から2013年にかけては、いわゆる第2シリーズの『レイトン』3部作が発売され、プラットフォームもニンテンドーDSからニンテンドー3DSへ。その後は『レイトン ミステリージャーニー』シリーズが展開し、スマートフォン・Nintendo Switchへの移植もなされ、多くのユーザーから支持を集めている。 本作『レイトン教授と蒸気の新世界』は完全新作としては8年ぶりで、Nintendo Switchタイトルで新作がリリースされるのも本作が初となる。さらに、2013年発売の『レイトン教授と超文明Aの遺産』以来、12年ぶりにレイトン教授が主人公を務めていることも話題だ。なお、レイトン教授の声は引き続き大泉洋さん、相棒ルークの声は堀北真希さんから変わって今田美桜さんとなっている。 レイトンとルーク。名コンビ。 上記の内容に加えて、本作はTGS2024が初のプレイアブル出展となる。初日から長い行列ができていたことからも、この作品に対するユーザーの関心の高さがうかがえるだろう。 おなじみのふたりがシリーズ最多の謎解きに挑む 本作で描かれるのは『レイトン教授と最後の時間旅行』から1年後の世界。万能蒸気機関により大きな発展を遂げたアメリカ・スチームバイソンで、レイトン教授とルークの新たな冒険がくり広げられる。 蒸気のクルマが行き来し、むき出しの歯車が回り、発明品が生活を潤す。そんな新世界で謎の亡霊“キングガンマン・ジョー”と遭遇したのをきっかけに、ふたりはとある怪事件に巻き込まれていく。 試遊では、発明家のエッグマフィンを捜すため、発明区というエリアを探索するシーンからスタート。冒頭でのレイトン役の大泉洋さんと、ルーク役の今田さんの掛け合いがじつに軽快で心地よく、ふたりの紡ぐ物語に思わず聴き入ってしまった。 発明区では店員たちと会話を交わすことができたのだが、彼らはやたらとガメツかったり、悩みごとで頭がいっぱいだったりと、なかなかに個性的。現行機で表現されたレイトンとルークたちが生き生き動く様子を見ているだけでも楽しい気分が味わえる。 レイトンとルーク、そしてスチームバイソンの個性的な住人たち。 謎解きのヒントを手に入れるために必要な“ひらめきコイン”の新要素も確認できた。本作ではひらめきコインの収集は“探知モード”という画面で行うことになる。 ルークの発明品“コインダー”くん。 探知モードでは、ルークの発明“コインダー”がコインの場所のヒントをくれる。画面をよく観察し、該当の場所にカーソルを当ててて決定ボタンを押すと、コインが手に入る。 ちなみに、コインダーはうまく話すことができないため、彼が発するややオボロゲな単語からひらめきコインの場所を推理する必要がある。試遊でのコインダーのヒントは「目ガ光ル馬ノ角」だった。うん……? コイン集めも、ちょっとしたクイズ感覚で楽しめるようになっている。 試遊時間内に解けるか!? ナゾトキに挑戦 さて、ここからは肝心のナゾトキについて。 本作の謎はクイズ王・伊沢拓司さん率いる東大発の知識集団“QuizKnock(クイズノック)”が手掛け、収録数もシリーズ最多となっている。 試遊では店員に話しかけることで“回路を復元してほしい”という謎解きに挑むことができた。点と点をつないで配線を完成させるだけなので一見取っつきやすいが、“3つの点を直角に結ぶ、L字型の線になる”“ほかの点をまたいではつなげない”“ほかの配線と最低1ヵ所は交差する”という3つのクリアー条件が付いている。 まずは試しに、あまり深く考えず点と点をつないでみたところ、直角に結べない点が残ってしまった。L字を意識すると、今度は交差する条件が満たせず、なかなか思うようにいかない。 起点やL字の位置を少しずつ修正していき、ああでもない……こうでもない……と試行錯誤して5分ほど経ったころ、ついに条件を満たしてクリアーすることができた。 ナゾ解明の余韻に浸りつつ、さらに新しい謎を見つけるべく移動したところで、今回の試遊はタイムアップに。スタッフの方いわく「じつは今回用意しているのは難しい謎」だったとのことで、そのぶん達成感も大きかったように思う。 ワールドマップメニューや移動モードが一新され、全体的に美しく、遊びやすくなった印象の『レイトン教授と蒸気の新世界』。今回は謎解きのほか、新要素も体験でき、約10分間の試遊としては中身の濃いものとなった。 なお、TGS2024の会場で『レイトン教授と蒸気の新世界』を試遊すると、特典として“ひらめきコイン風レザーキーチャーム”がもらえる。ブースへお越しの際は、ぜひ本作に触れてみてほしい。 動画もあるから見てみてね。 ※そのほかのレベルファイブブース試遊レビューはファミ通.com関連記事をチェック! ゲーム概要 タイトル:『レイトン教授と蒸気の新世界』ジャンル:アドベンチャー対応ハード:Nintendo Switch発売日:2025年予定価格:未定対応言語:日本語/英語/中国語(繁体字)/中国語(簡体字)/フランス語/イタリア語/ドイツ語/スペイン語CERO:審査予定制作・発売:レベルファイブ