「彼は非常に成熟した」マクラーレン復活を支えたノリスに称賛の声 担当エンジニアが力説「今では彼が私たちを引っ張る」
今季のF1では、マクラーレンが1998年以来となるコンストラクターズタイトルに輝き、見事に名門復活を遂げた。その中で、初優勝を含む4勝をマークしたランド・ノリスは、ドライバーズランキングで2位に入るなど飛躍のシーズンを送った。 【動画】角田裕毅が果敢なアタックで9位浮上&ローソンがスピンでコースアウトしたシーンを見る マクラーレンのレギュラードライバーとして6年目となった今季、チームからの期待に十分に応えるパフォーマンスだったことは間違いないだろう。シーズンオフを迎えた現在でも、ノリスの躍進を称える声が伝えられており、英メディア『F1 OVERSTEER』でも成長ぶりなどについて改めて振り返っている。 同メディアは今季、マクラーレンが外部からのスタッフ加入により、マシン性能に大きな変化をもたらしたと説くとともに、ドライバーの貢献度にも言及。「ノリスはマックス・フェルスタッペンとの戦いでいくつかのミスを犯したが、チームメイトのオスカー・ピアストリとともに1年を通して安定した走りを続けたことで、マクラーレンは26年ぶりの勝利を収めることができた」と2024年の活躍を称得ている。 さらにノリスについては、「2019年シーズンからマクラーレンの一員となったノリスは、それ以来、ドライバーとして大きく成長した」と指摘。その上で、ノリスの担当エンジニアであるウィル・ジョセフのコメントを掲載しており、チーム加入当初と比較し、「彼は非常に成熟した」と述べたという。 他にも、「今では彼が私たちを引っ張り、より多くのものを求めてくるようになった。それこそがリーダーシップであり、今の彼の役割なんだ」と語っており、25歳への賛辞が並ぶ。 また同メディアは来季への見込みとして、「ノリスは今シーズン後半に見せたタイトル争いへの勢いを、来シーズンの序盤から再現できる可能性が高い」と予想。そして初の年間個人タイトル獲得に向けては、「フェルスタッペンとのレースにおいて、より冷徹なアプローチが求められるだろう」などと論じている。 トピック内では他に、今季マクラーレンが行ったチームオーダーへのノリスの柔軟な対応なども、成長の跡であると評している。チームにタイトルをもたらすという結果を残したノリスが、ドライバーとしての完成度を今後、どれだけ高めるのか。2025年も、シーズンを通して注目を集める存在となるはずだ。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]