イプシロンS爆発「点火17秒後にエンジン内部で異常発生」 鹿児島・種子島宇宙センター
南日本放送
先月、種子島宇宙センターでロケットのエンジン燃焼試験中に起きた爆発事故で、エンジンへの点火から17秒後に内部で異常が発生していたことが分かりました。 種子島宇宙センターでは先月26日、開発中の国産ロケット「イプシロンS」の燃焼試験中に異常燃焼があり、爆発が発生しました。 JAXA=宇宙航空研究開発機構の原因調査チームは25日、会見を開き、点火からおよそ17秒後にエンジン内部の圧力が上昇し、49秒後にエンジンの後方から燃焼ガスが漏れ、その直後に爆発が発生したと明らかにしました。 エンジン内部の圧力が上昇した原因については、「さらに調査を進める」としています。 (JAXA 井元隆行プロジェクトマネージャ)「(飛散物など)回収品の分析、今実施しています。設計製造検査データ、膨大なデータになりますけれども、もう一度整理した上で要因絞り込んでいきたい」 原因調査チームは、来年2月に再び会見を開き、調査経過を報告する予定で、ロケットの打ち上げ時期については未定としています。
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