立民との連携に課題指摘 国民代表、連合会長と会談
国民民主党の玉木雄一郎代表は19日、最大の支援団体である連合の芳野友子会長と国会内で会談し、立憲民主党との連携実現に向けた課題を指摘した。その上で次期衆院選を念頭に「基本政策を議論して腹に落ちる形で協力する態勢ができるよう、後押しをいただきたい」と述べた。連合は両党の連携を求めている。 玉木氏は、立民との連携には安全保障やエネルギー政策、憲法分野での認識の一致が必要だと主張。「そこを乗り越えないと、自民党に代わる受け皿になるのは絵に描いた餅だ」とも語った。 その後の記者会見で「政策の一致なく野党が期待を集めることはできないし、選挙区調整もできない」と強調した。 会談では4月の衆院3補欠選挙を巡り、東京15区での候補者の公認内定取り消しを陳謝。島根1区と長崎3区で候補を擁立せず、県連レベルで立民候補を支援すると説明した。芳野氏は「力を合わせて良い結果になるよう戦いたい」と話した。
両氏は春闘で相次ぐ大手企業の満額回答を受け中小企業の賃上げに関しても重要性を共有した。