河本力のロッシーがAi-ONEに アレっ、でもなんか小さくない?
オフの間に、持ち球をフェードからドローに変えるべく練習を積んできたという河本力。「フェードばかり打っていると、球を上から潰しにいくことが増えて、スイングがおかしくなってしまう」ことがその理由で、レベル軌道に振って自然にドローが出るようなスイングを目指してきた。今は元々のダウンブロー軌道から、レベルかややアッパー軌道に推移しているという。 【画像】「コストコボール」ってどうなの? スイングの変化に伴い、ドライバーに求めるものも変わってきた。「今までは打ち出しを低くしてスピンが多い球を打っていました。今は弾道の変化もあって、打ち出しを上げ、スピンを減らして飛ばそうとしています」(キャロウェイツアー担当)
その流れの中で、新作の「パラダイムAiスモーク」シリーズのドライバーを試した当初は、今まで使ってきた「トリプルダイヤ」と「トリプルダイヤMAX」の2つで迷っていた。「MAXのほうがやさしくて球が上がりますし、入射角が変わってきたので今回はMAXもアリという話でした。それでも打ち比べていくうちに、トリプルダイヤのほうが初速が1、2m/sは速いので、やっぱりそっちがいいとなりました」(同担当)と、最終的に「トリプルダイヤ」に落ち着いた。 フェードを打っていた時は3000rpm近くあったスピン量は2300rpmに落ち着き、「今までより5yd以上飛んでいます」(同担当)と平均飛距離も伸びた。打ち出しをつけるために、リアルロフトを8度台後半から9度台前半にしている。 バッグの中のさらなる変更点は、ウェッジの本数とロフトピッチが変わったこと。「48、54、60度」の3本体制から、「46、50、55、60度」の4本体制になり、ロフトピッチも狭まった。
代わりに3、4番を入れていた「APEX TCBアイアン」の3番を抜いた。「ロフトをもう一回見直そうという話になり、3、4番アイアンの飛距離差はあまりないのでここは1本でいいよねって。代わりに下を厚くできました。やっぱり飛ぶ選手なので、ウェッジのロフトピッチのバリエーションがあったほうが、寄せられる確率は増える」(同担当)との判断だ。なお、「APEX TCBアイアン」は新モデルにシフトしている。