【MLB】ブルージェイズがブレグマン、サンタンデール、フリードなど複数の大物FA選手に興味を示す 地元メディア報道
ブルージェイズはフアン・ソトに契約オファーを提示した5球団のうちの1つであると報じられているが、ソト獲得に全力を尽くしているわけではないとみられている。ソト争奪戦においては「せいぜいダークホース」といった程度の位置づけであり、地元メディア「スポーツネット」のベン・ニコルソン=スミス記者によると、アレックス・ブレグマン、アンソニー・サンタンデール、マックス・フリード、ルイス・セベリーノといった複数の大物FA選手に対して興味を示しているようだ。 2024年シーズンの主要アワード受賞者まとめ 優勝を狙える戦力を保持しながらも地区最下位に沈んだブルージェイズにとって、今オフは極めて重要なオフシーズンになる。今夏のトレード市場では売り手に回り、菊池雄星を筆頭に、今季限りで契約が満了する主力選手を次々に放出したが、ブラディミール・ゲレーロJr.やボー・ビシェットといったスター選手はキープすることを選択。ゲレーロJr.とビシェットは来季終了後にFAとなるため、来季は文字通りの「勝負の1年」ということになる。 マーク・シャパイロ球団社長は10月初旬、来季のペイロールについて「今季と同程度になるだろう」との見通しを明かした。今季開幕時点の年俸総額は2億2500万ドルほどで、現時点の年俸総額は約1億8400万ドル。よって、ブルージェイズには4100万ドル前後の補強資金があるということになる。ニコルソン=スミス記者によると、ソトのような特別な選手を獲得するためであれば、ペイロールを増額する可能性もあるようだが、現実的にはソトの獲得は難しいだろう。 したがって、ブルージェイズにとっては、4100万ドル前後の補強資金で誰を獲得するかが非常に重要になる。年俸2000万ドルクラスの選手を2人獲得することができるため、投打の大物を1人ずつ補強することも決して不可能ではないだろう。ボーデン・フランシスの台頭で菊池の穴は埋まったが、下位打線の弱さ、先発5番手の不在、不安定なブルペンなど、補強ポイントは多く、来季に向けてどのように戦力を立て直すか注目される。