アフリカ・マリへ支援米を発送 労農会議とJAが486キロ 園児も一緒に【長野県】
飯伊地区労農会議とJAみなみ信州は5日、アジア・アフリカ支援米と国際協力田米の合同発送式を長野県飯田市鼎東鼎のJAみどりの広場で開いた。栽培に参加した川路保育園の年長児16人も出席。アフリカのマリ共和国に送る計486キロをトラックに積み込んだ。 アジア・アフリカ支援米は、飢餓に苦しむ人たちを支援しようと飯田地区労農会議が1995年から続けている。同市上郷の篠田喜代志さんの水田6・1アールで366キロを収穫した。 JA長野県グループが行う「国際協力田運動」は、1998年からの「食と農と環境を育むネットワーク」の活動の一環。川路保育園の園児も田植えや稲刈りに参加し、5アールで120キロを育てた。 米はイワサキエクスプレスが長野市まで無償で届け、来年1月ごろに他地域から集まる米とともにマリへ発送される。 発送式には、労農会議とJA関係者、園児らが参加。園児たちは鮮やかなイラストを描いたシールを米袋に貼り、大人と協力してトラックに積んだ。 園児たちは元気いっぱいの歌と踊りを披露して送り出し、「たくさんお米を食べてほしい」と話していた。