スルガ銀行、不正融資問題の“被害者”に「デモ差し止め」求め提訴…被告らが“抗議の会見”「訴訟自体が極めて不当」
「過去の不正によって利益を得続けている」
会見の最後、被害者団体の代表で会社員の男性は「われわれは単に被害者が集まっただけの団体で、上下関係等はなかった」としたうえで、スルガ銀行に対し以下のようにコメントした。 「スルガ銀行自体が、われわれ被害者としっかり向き合って対話するための、門戸を開いていたのであれば、抗議活動をする必要はありませんでした。 ですが、同行側は被害者との直接の会話を拒むといった“敵意むき出し”の態度を示しており、それでもなんとかわれわれの声を届けたいという想いでデモを行ってきました。 シェアハウス問題は解決しましたが、アパート・マンションをめぐる問題は解決しておらず、同行はいまだに(当時の不正融資による)金利を得続けています。 過去の不正によって利益を得続けているような企業に対し、これからも一致団結して戦っていかなければならないなと、今回の訴訟を受けて改めて思いました」(被害者団体代表の男性)
弁護士JP編集部