【NFL】バイキングスRBジョーンズはパッカーズ戦で“ランボーリープ”達成ならず
パッカーズの守備選手の一部は試合終盤に不誠実な態度をとっていたかもしれないが、パッカーズファンはジョーンズの帰還を寛大に受け入れ、試合前のウオームアップでは温かく迎え入れていた。キャリア最初の7シーズンをパッカーズで過ごしたジョーンズは、チーム史上3番目に多いランヤードと4番目に多いタッチダウンラン数を記録し、在籍中は高い人気を誇っていた。
パッカーズがフリーエージェント(FA)市場の解禁初日にジョーンズを手放し、代わりにRBジョシュ・ジェイコブスと契約することを選んだため、ジョーンズは方向転換して地区ライバルのバイキングスに加入した。ジョーンズの現在の所属チームは4勝0敗を挙げ、NFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)北地区の首位に立っている。
ランボーリープを達成するのは素晴らしいことだったかもしれないが、元所属チームを打ち負かすことが真の使命だったと強調したジョーンズは、次のように語った。
「これこそ俺がここに来た理由だ。誰かに“いいか、お前は試合に出て良いプレーをする。得点はできないけど、(勝利は)手に入る”って言われたら、それこそ俺がここにいる理由だって答えるだろう」
「結局のところ、試合に勝ちさえすれば、誰が得点を挙げようと関係ない。得点が入ればそれでいい」
原点となる場所に戻ってきたジョーンズに、バイキングスファンは試合時間内に達成できなかったことをやるチャンスを与えた。試合後に今回の勝利を祝うべく、観客席にいたバイキングスファンのところへ飛び込んだジョーンズは、こう話している。
「ここに来て、求めていたものを手に入れた。特別だった」