災害関連死、新たに21人認定 能登地震の犠牲計376人に
石川県輪島市など5市町は5日、能登半島地震の災害関連死として計21人を認定したと発表した。正式認定されたのは新潟市の2人を含め累計133人。関連死はほかに16人の認定が決まっており、地震の犠牲者は建物倒壊などによる直接死227人と合わせて計376人になる見通し。 犠牲者の内訳は輪島市10人、珠洲市4人、白山市1人、志賀町5人、中能登町1人。年代などが公表された12人はいずれも60代以上で、うち珠洲市の80代男性は入所施設の被災で心身に負担が生じたことから体力が低下し誤嚥性肺炎で死亡した。 関連死に認定された人の遺族には、災害弔慰金支給法に基づき最大500万円が支給される。