「こだわりは特にない」 新垣比菜6年ぶり復活Vの14本
◇国内女子◇ヨネックスレディス 最終日(2日)◇ヨネックスCC(新潟)◇6339yd(パー72)◇雨(観衆2309人) 【画像】松坂大輔氏のキャディバッグの中身 新垣比菜が2018年「サイバーエージェントレディス」以来6年ぶりのツアー2勝目を挙げた。単独首位で出た雨の最終日に4バーディ、2ボギーの「70」でプレー。後続に3打差をつけて逃げ切り、ホールアウト後には人生初のうれし涙も流した。 新垣は22年シーズンからテーラーメイドと契約を結んでおり、今大会も14本全て同社のクラブを使用した。「クラブに関してのこだわりは特にないので、コーチやメーカーの方と相談しながら作ってもらっています」と語る。 同社との契約の決め手のひとつとして挙げたドライバーは、最新モデル「Qi10 LS」を使用する。「今週はドライバーが気持ち良く振れてなかったので、あまり調子は良くなかったです」と話すが、大会3日間を通じての平均飛距離は246.333yd。フェアウェイキープ率は73.8%(31/42)で全体4位と安定感が光った。 アイアンは、コンパクトなヘッド形状と寛容性を併せ持つ「P770」を6番から入れている。3日間のパーオン率は85.19%(46/54)で6位。青木翔コーチと作り上げたスイングとクラブが相乗効果を生み出し、正確なショットを生み出している。 今大会、最も活躍した一本にはパターを挙げた。「サロンパスカップ」の週から使用しているのはネックにトラス構造を採用した最新モデル「TP トラス ミッドナイトブルー M4TC」。3日間の1ラウンド当たりの平均パット数は28で2位。「当たりが強くて弾いてくれる。しっかりとした打感なので気に入っています」と説明した。 ボールは、ブラックとオレンジでデザインされた四角形が散りばめられている「TP5x pix」を1年以上前から愛用している。「打つとボールの回転がキレイに見えます」。グリーン上でカップに対してボールの向きを合わせる際の目印としても活用している。