憲法審査会長席に座った感想は? 大役務めた共産・赤嶺政賢氏「景色が変わった」
13日の衆院憲法審査会で、少数政党の共産党の赤嶺政賢衆院議員(76)が会長職を務める珍しい場面があった。新会長選出までは「年長者」が職務を代行する慣例に基づく。 赤嶺氏は枝野幸男新会長(立憲民主党)が選出された憲法審の冒頭、会長席から「会長が選任されるまで私が会長の職務を行う。これより会長の互選を行う」と挨拶した。 議事進行などで大きな権限を持つ審査会長ポストは、これまで民主党や自民など大きな政党が独占してきた。赤嶺氏は終了後、産経新聞の取材に「慣例に従っただけだ」と回答。その上で先の衆院選の結果、改憲勢力が減ったことを踏まえ、「景色が変わった。これが民意なのだろう。改憲につながるような議論はやめるべきだ」と護憲派らしい感想を漏らした。