1月開催で「意義示せた」 神戸ルミナリエ・検証チームが報告書まとめる 会場分散で混雑緩和 回遊性の広がりも
今年1月に4年ぶりに開かれた「神戸ルミナリエ」について、検証チームが「混雑が緩和された」「開催意義を示せた」などと報告しました。 神戸観光局の副会長ら6人からなる検証チームは、1月の「(第29回)神戸ルミナリエ」の開催方式について、来場者や周辺の事業者にアンケート調査などを実施し報告書をまとめました。 今年のルミナリエは、阪神淡路大震災から30年を迎える来年以降も継続的に開催できるよう、日程の変更や会場の分散、有料エリアの導入など、新たな方法で実施されました。 報告書は、日程を1月に変更したことで「混雑が緩和された」「鎮魂と震災からの復興を目指すという開催意義を示せた」などとしています。 また、会場を分散させたことで前回の4年前と比べて周辺で買い物をする人の割合が増えるなど、回遊性の広がりがみられたということです。 報告を受けた「神戸ルミナリエ組織委員会」は、「検証チームからの意見を踏まえて議論し、次回がよりよい形で実施できるよう努める」としています。 (神戸ルミナリエ組織委員会副委員長・実行委員長 今西正男さん) 「震災30年の節目となる来年の開催に向けて、実行委員会、組織委員会の中でよく議論させていただき、今回検証いただいたものを反映できるように、よりよいルミナリエになるようがんばっていきたい」
ABCテレビ