チャイナドレスで接客? アルハラやセクハラが横行!? 「高時給スキマバイト」のリアル
日没前、時間が空いたときに代表から「デッキを見ておいで」と言われ、外に出てみると川崎の工場地帯が目の前に。オレンジ色の夕暮れをバックに、ライトアップした工場の配管やタンクが輝きを放っており、まさに絶景。仕事で来ていたことをつい忘れるぐらい見とれてしまった。 ほかにも、船内ではイベントがめじろ押し。宴会の合間にマジックショーやマグロの解体ショーも開かれ、お客さんの好意でマグロのおすしを2皿いただいた。途中から働いているのか遊んでいるのかわからない感覚になってしまい、またまた「これでお金をもらって大丈夫か」と思ったほど。 時間はあっという間に過ぎ、20時半頃にクルージングは終了。客を見送った後、すぐに私服に着替えてバイトも終了となった。 4時間の勤務時間だったが、出航前の待機時間などを除くと実働は2時間程度。それでも日給8500円がきちんと振り込まれた。実質時給4000円以上で、レアな楽しい体験もでき、かなりのアタリだった。 取材・文/逢ヶ瀬十吾、文月(A4studio) イラスト/服部元信