1点も奪えずアジアカップを去る中国代表に世界も衝撃 「代表チームの成長に繋がっていないのは驚くべきこと」
中国スーパーリーグの強化も実らず
アジアカップ2023もグループステージの戦いも最終日を迎え、ここからは決勝トーナメントへと突入していく。 オーストラリアやイラン、日本といったアジアの強豪がきっちりとグループを突破した一方で、2分1敗の成績でグループステージを終えたのが中国代表だ。 現在のアジアではサウジアラビアの国内リーグがド派手な補強で注目を集めているが、2010年代の中国も同様のことをしていた。エセキエル・ラベッシやカルロス・テベス、オスカルなど中国スーパーリーグには欧州から多くのスターが集まり、一時期はアジア・チャンピオンズリーグでも結果を出していた。 しかし、その勢いは長く続かなかった。何より代表チームの強化にはまるで繋がらず、今回のアジアカップも3試合で1ゴールも奪えていない。2つの引き分けはどちらもスコアレスドローで、それも相手は決して強豪とは言えないタジキスタンとレバノンだ。 開催国のカタールには0-1で敗れており、1ゴールも奪えぬまま大会を去ることになる。これにはスペイン『as』も反応しており、代表チームが強化されていない現状に驚いている。 「人口14億2900万人、世界で最も人口の多い国だ。さらにサッカーではスター選手を集める大型補強によって国内リーグを変えたが、これが代表チームの成長に繋がっていないのは驚くべきことである」 さすがに1ゴールも奪えないというのはショックが大きいか。2002年の日韓大会以来となるワールドカップ出場も遠い夢で、今のところ積極投資の成果は出ていない。
構成/ザ・ワールド編集部