子育てしながら「高糖度ミニトマト栽培」「こども食堂」 シングルマザー奮闘中 支えに感謝の「二刀流」
市内の施設で料理をする小池さん。2023年10月から「こども食堂」を本格的に始めました。 食材の多くは常連客から寄せられたもの。1人では手に負えないため知り合いに手伝いにきてもらっています。 下ごしらえをしたら会場となる市の社会福祉協議会の施設へ。こちらの施設では、毎月第4金曜日に開催しています。 長男・悠元さん(8): 「ただいま」 午後5時過ぎ、学校を終えた小池さんの子どもたちもやってきました。 あっという間に、多くの親子が来場ー。
この日のメニューはカレー。もちろん、農園のミニトマトも。 子ども: 「おいしい」 「すごく甘くておいしい」
小池さんの子どもたちも―。 長女・瑚陽さん(12): 「めっちゃ甘くて、ずっと食べていたいくらいおいしいです」
小池鮎子さん: 「おいしいですか、いっぱいおかわりしてください」 親しみを込めてみんなから「トマ子」と呼ばれている小池さん。 食堂は子どもたちだけでなく保護者たちのサポートも目的だと話します。かつて自分がシングルマザーとして孤独な育児を経験したからです。 小池鮎子さん: 「なかなか友達ができなかったり、頼れる人がいなかったりっていう環境の中でつながりたい人はいると思っていて、その人たちの話を聞きたくて、それがきっかけで始めました」 保護者: 「子ども無料ってきょう知ったので、すごくいいなって」 保護者: 「すごく助かりますね。子どもとワイワイ食べられるのがすごくいい」
食事が終わると、小池さんの子どもたちも食器洗いなどのお手伝い。働く母の姿をちゃんと見ています。 長女・瑚陽さん(12): 「(こども食堂は)自分がやってもらったらうれしいことだから、すてきな行動だと思う。すっごく好きです、お母さんのトマト甘くて」 長男・悠元さん(8): 「お母さんのトマトのやり方を見習って僕も作ってみたいと思う」
子育てをしながらミニトマト農園に、こども食堂。 小池さんの忙しい日々が続きます。 PEACE FARM代表・小池鮎子さん: 「皆さんのご縁をいただいたりとか、恵まれているとしか思っていないので、一生懸命、自分のできることをやって恩返しをしようとしか思っていなくて、『大変』というのはあまりわからないですね。皆さんの力を借りて一緒に歩んでいけたら」 「頑張るぞー!えいえいおー!」
長野放送