アーセナルに足りないのはCLの経験 ポルト戦のキーマンはジョルジーニョか
決勝ラウンド未経験の選手ばかりだ
UEFAチャンピオンズリーグ・ラウンド16でポルトと対戦するアーセナル。直近の公式戦5試合では実に21ゴールを記録しており、チームの攻撃陣は絶好調だ。 しかし、英『football.london』は、現チームにCLでの経験値が不足していることを指摘している。ブカヨ・サカやデクラン・ライスなどは代表レベルでの大舞台を経験済みではあるものの、CLの決勝ラウンドを戦うのは初めての経験だ。他にもキャプテンのマルティン・ウーデゴーをはじめガブリエウ・マルティネッリやガブリエウ・マガリャンイス、ウィリアム・サリバなど、主力の多くがCL決勝ラウンドのプレッシャーを知らない選手で、ここが落とし穴となる可能性も否定できない。 そんななか、貴重なCL優勝経験者として同メディアが注目しているのはMFジョルジーニョとMFカイ・ハフェルツだ。両者はチェルシー時代にCL優勝を経験しており、なかでもジョルジーニョの経験値は若いチームに多くをもたらしてくれるだろう。 「それはウィンターブレイク以降の5試合で21得点を記録した体制をひっくり返すことになるかもしれないが、ジョルジーニョがリヴァプール戦でいかに素晴らしい活躍をしたかを忘れてはいけない。たとえ得点が5得点未満だったとしても、(この5試合の)すべての結果のうちでもっとも印象的なものだった」 リヴァプール戦ではジョルジーニョが見事なゲームコントロールを見せ、チームを3-1の勝利に導いた。ポルトガルの地でもこのベテランの経験値がものを言うのか、ミケル・アルテタ監督の采配に注目が集まる。
構成/ザ・ワールド編集部