【韓国】8月輸出11.2%増、半導体好調で同月最高に
韓国関税庁が発表した2024年8月の輸出入動向(確定値)によると、輸出額は前年同月比11.2%増の578億3,400万米ドル(約8兆3,444億円)だった。半導体の好調が続いており、同月の最高額を更新した。 輸出を品目別に見ると、最大の輸出品目である半導体は38.3%増の120億6,000万米ドルだった。そのほか、船舶(83.8%増)や石油製品(0.6%増)なども増えた。一方、乗用車はオーストラリアや英国向けが振るわず3.6%減少。液晶デバイスも12.2%減となった。 主要輸出先では、中国が7.9%増の113億4,000万米ドルで最も多かった。半導体メモリー(25.6%増)や放送機器(88.3%増)などがけん引した。 米国は11.1%増の99億5,000万米ドル。半導体メモリーが2.5倍となったほか、乗用車(6.9%増)やコンピューター周辺機器(5.0倍)なども増えた。サムスン電子など多くの韓国企業が進出するベトナムも半導体メモリー(88.5%増)や非鉄金属(26.9%増)などがプラスとなり、全体では2.7%増えた。日本は石油製品(49.3%増)や精密機器(40.5%増)などが2桁の伸びを記録して6.6%増となった。 ■貿易収支は37.7億ドル黒字 全体の輸入額は540億6,500万米ドルで6.0%増加した。原材料(6.1%増)、資本財(7.8%増)、消費財(2.0%増)の全てが増加した。貿易収支は37億6,900万米ドルの黒字だった。