実録! アカデミー賞2024の裏で起きた珍事件をレポート【前編】
現地時間2024年3月10日(日)に開催されたアカデミー賞授賞式。今年は『オッペンハイマー』が作品賞と監督賞、主演男優賞に助演男優賞など7部門を受賞、賞を制する一方で、エマのドレスが破けたり、『バービー』のライアン・ゴズリングが圧巻のパフォーマンスを披露したりと見せ場も盛りだくさん。そこで今回は授賞式の必見シーンを徹底レポート! 【写真】アカデミー賞2024レッドカーペットから最新ドレストレンドをお届け!
エマ・ストーン、2度目の主演女優賞を受賞 娘への愛を叫ぶ
主演女優賞を受賞したのは『哀れなるものたち』のエマ・ストーン。2017年の『ラ・ラ・ランド』に続いて2度目の主演女優賞という快挙となった。 エマはスピーチの最後に時間を気にしながら「まとめないといけないのはわかっているけれど、家族に感謝を伝えたい」とコメント。両親と兄弟、夫にお礼を言うと「そして誰よりもあと3日で3歳になる娘が、私の人生を大きく変えてくれた。あなたを空よりも大きく愛している」。 友人のテイラー・スウィフトの楽曲「Bigger Than the Whole Sky」を引用して娘のルイーズへの愛を語った。
エマ、ドレスが破ける
実はエマ、このときドレスの背中が破けていた。ステージに上がったエマは背中を気にしつつ「さっきの『I'm Just Ken』のせいだと思う」と舞台上で告白。 この直前にエマの友人でもあるライアン・ゴズリングが映画『バービー』の挿入歌で楽曲賞にノミネートされていた「I'm Just Ken」をパワフルにパフォーマンス、エマも立ち上がりライアンと一緒に歌って楽しんでた。どうやらこのときはしゃぎすぎたみたい。
ジェニファー・ローレンスの行動に批判が集まる
感動的な場面がある一方で問題シーンも、その最大のものが主演女優賞のプレゼンターを務めたジェニファー・ローレンスの行動である。 今年、俳優部門の発表では過去の授賞者たちが5人登場。ノミニーたちを紹介し、それから例年通り昨年の授賞者が今年の授賞者を発表し、オスカー像を手渡すという演出が行われた。しかしミシェルが壇上に上がったエマにオスカーを渡そうとすると、なんと隣にいたジェニファー・ローレンスが手を出しミシェルから奪い取るような形でエマに像を渡した。 エマはミシェルではなくジェニファーとハグ、ミシェルを無視してジェニファーの横にいたサリー・フィールドに挨拶に行ってしまった。エマとジェニファーによるミシェルに対する人種差別だと声が上がっている。