＜春に挑む＞関東一 選手紹介／１７ 井田裕士外野手 ／東京
◇チームの士気上げる 井田裕士外野手（２年） 小学生のころにテレビで見た夏の甲子園で、当時関東一の選手だったオコエ瑠偉さん（現巨人）が本塁打を放っていた。「強いところで野球がしたい」と同校への進学を決めた。 【写真で見る歓喜の瞬間】歴代のセンバツ覇者たち 入学時は投手だったが、２０２２年の年末にけがをして野手にコンバートし、昨秋の都大会は内野手としてベンチ入りした。打撃は中軸を担っていたが、途中から調子を落とし、３回戦からはスタメン外に。だが、「選手と一緒に攻撃に加わりたい」と自ら志願して一塁コーチに入った。「気楽にいけ」などと毎回必ず選手に声をかけ、チームの士気を上げた。 この冬は打撃の確実性を上げるため、仲間に助言をもらいながらフォームの確認をしている。また、きつい練習をして自分を追い込み、精神も鍛えている。 好きな言葉は「何とかなる」。どんなにきつい練習でも「自分ならやりきれる」と思える。【小林遥】＝つづく ……………………………………………………………………………………………………… （１）右投げ右打ち（２）１８２センチ、７６キロ（３）市川リトルシニア（千葉）（４）打撃に自信があるので、チャンスに強い打者になる。 〔多摩版〕
