賛否の声も…郵便局で「昼休み」導入 日本郵便が働き方の一環で…「人手不足の時代、我々も対応を」「不便、みんな働いている、ここだけ違うのは」
郵便局の「昼休み」です。日本郵便は、働き方改革の一環で、全国の小規模な郵便局を対象に「昼休み」を導入していて、県内でも18日から54の郵便局で始まりました。 須坂市の須坂穀町郵便局。局員2人体制で平日午前9時から午後5時まで窓口を開き1日平均15人ほどの利用客に対応しています。 しかし、18日は午前11時半になると入り口のカーテンとドアを閉められました。張り紙には、「窓口営業の休止」の知らせも。 18日から始めた「昼休み」です。(ATMは通常営業) 日本郵便は、交代での休みがとりづらく、1人で窓口対応する不安の声も多かったことから、働き方改革や防犯対策として、全国1300以上の小規模な郵便局で「昼休み」を導入していて、県内でも54局で18日から始まりました。 時間帯は午前11時半から午後2時までの間で1時間とるように各郵便局で決めています。 昼休み中に来た客も。 訪れた客(60代): 「1時間、間違えて来てしまいました。使う方としてはずっとやっている方がありがたいが、働く人にとっては1時間しっかりお休みできた方が」 昼休みを終えて午後0時半から営業再開。局員にとっては、貴重な休み時間となったようです。 須坂穀町郵便局・山崎敏幸 局長: 「昼の間に出ていく必要がなくなり、ゆっくり休みをとることができた」 一方、利用者からは賛否の声が。 利用者(60代): 「人出不足といわれるこの時代に私たちも対応しなければいけないのかな」 利用者(60代): 「不便は不便ですよね。みんな働いている、同じことではないか。ここだけは違うということはありえないと思う」 日本郵便は利用者の声を聞きながら、「昼休み」の導入を広げていきたいとしています。
長野放送
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