【DEEP JEWELS】パク・シウ、万智との激闘を制し暫定王者に!伊澤星花に再戦アピール
格闘技イベント『DEEP JEWELS 45』 2024年5月26日(日)東京・ニューピアホール ▼セミファイナル(第6試合)DEEP JEWELS ストロー級暫定王座決定戦 5分3R 〇パク・シウ(KRAZY BEE) 判定4-1 ※29-28×3、28-29 ●万智(フリー) ※パク・シウが暫定王者に 【フォト】強烈パンチにハイキック、寝技も!激闘シーンの数々 パクは伊澤星花にこそ2度敗れているが、RENAや浜崎朱加らトップ選手から勝ち星を挙げている強豪。昨年9月にはHIMEに判定勝ちを収め、12月はプリンセス・ザ・ロケットに1R TKO勝利した。 対する万智は柔道と柔術をベースにアマチュアでキャリアを積み、プロデビューから3連勝。“超新星”として注目を集め、昨年10月のRIZINでは、修斗女子スーパーアトム級世界王者の渡辺彩華にスプリット判定で勝利した。しかし昨年11月のDEEP JEWELS ストロー級暫定王座決定戦で松田亜莉紗が判定勝利。 しかし松田の防衛戦のスケジュール調整がつかずベルト返上となり、今回パクと万智による暫定王座戦が組まれた。 1R、万智はサウスポーでスピーディーに動き、右ジャブと左ミドル。パクが返したミドルをキャッチし万智はテイクダウン。しかしパクも下からパンチを入れつつ三角絞めを狙う。そこから立ち上がったパクは組みついてくる万智に鉄槌を見舞うが、グラウンドでは反則の顔面ヒザ蹴りを見舞ってしまいインターバルが取られる。再開すると万智が投げで上を取ったかに見えたが、スクランブルを制しパクが上を取る。 2R、グラウンド展開、パクのオモプラッタをかわし、万智はヒールフックに移行。パクは腕を引っ張りこの形を崩す。万智はそこからサイドポジションに移り、パクをコントロールしていく。しかしパクは一旦カメとなり、そこからガードに戻す。パクはスイープを仕掛け、万智は崩されながらも再び足関を狙うが、最後はパクがパンチを集めてラウンドを終える。 3R、パクの右フックに万智は転倒。だがすぐ立ち上がる。万智もミドル、ハイと打撃で応戦。ラウンド中盤、万智はニータップでテイクダウンするが、パクは立ち上がる。すぐタックルに出る万智だがパクが潰しバックに回ってチョーク。しかし万智は腕を引き剥がして正対し、パンチを浴びせ、パクが立ってもグラウンドに戻す。下になったパクだが万智を横三角でとらえパンチを浴びせ終了。 判定は29-28(パク)、29-28(万智)、29-28(パク)、29-28(パク)、29-28(パク)の4-1でパク。暫定王座をものにした。 ベルトを腰にしたパクは「もっともっとポテンシャルあるんですけど、まだ試合で出せないことが多くて、まだまだだと思いました。2019年から日本と韓国を行ったり来たりして練習して、試合が1年で1回しかなかったし、試合もなくてお金もなくて、辞めようと何回も考えました。でも、やめなくてよかったと今日思いました。ほんと今日負けたら引退する考えだったので、ベルトを獲ったからもっともっと強くなります。伊澤選手、2回負けたけどしっかり負けてないしまたリベンジしたいです」と戴冠の喜びを語りつつ伊澤星花へのリベンジ戦を求めた。