オーストラリアのブレイキン女子選手にSNSで賛否「恥ずかしい」「お遊戯会レベル」本人は「個性が強み」と反論
アスリートたちによる熱戦が繰り広げられた2024パリ五輪。終盤には今大会唯一の新種目であるブレイキンが実施され、日本代表のAmi(湯浅亜実)選手が金メダルを獲得、Shigekix(半井重幸)選手が4位となった。そんななか、メダルの行方と同じくらい注目を集めたのがオーストラリア代表のRaygun(レイチェル・ガン)選手。 【写真】パリ五輪に来場した、おしゃれ海外セレブたちのファッションを総覧
一次リーグのグループB組に登場したRaygun選手は、オリジナリティあふれるパフォーマンスで観衆を魅了。母国オーストラリアを象徴する“カンガルーホップ”などシグネチャームーブを披露するも、3試合すべてで0点に終わり準々決勝に進出することはできなかった。するとRaygun選手のユニークなダンススタイルをめぐり、SNSでは賛否が分かれる事態に。
「同じオーストラリア出身として恥ずかしい」「まるで子どものお遊戯会のよう」「今年のハロウィンのコスチュームはこれで決まり(笑)」など、嘲笑する声が殺到。もちろんRaygun選手をサポートする意見も多数寄せられ「彼女はオーストラリアを代表する立派なトップダンサー」「他のどのブレイキン選手よりも世界を笑顔にしてくれたことに金メダルをあげたい」と、世間の反応はさまざま。
これに対し、Raygun選手は「誰とも違う個性が強み」とコメント。ブレイキンのヘッドジャッジを務めたMGbility(マーティン・ギリアン)も、「ブレイキンは新しいものを見せることが大事」「Raygun選手はベストを尽くした」と語った。スキルや技の難易度だけでなく、斬新なアイディアやクリエイティビティも重要視されるブレイキン。競技としての勝ち負け以上に、ダンスの楽しさを世界に発信したRaygun選手を称えたい!