【15歳少年が母親を絞殺】「取り返しのつかない重大な結果」も「命の尊さを理解させ更生図ることが必要不可欠」として“少年院送致の保護処分”を決定 札幌家裁
札幌市白石区で今年10月、40歳の母親の首を絞めて殺害したとして札幌家庭裁判所に送られていた15歳の少年が、第1種少年院に送られることが決定しました。 この事件は10月7日、自宅アパートで母親の首を紐で絞め殺害したとして中学3年生の15歳の少年が殺人の疑いで逮捕・送検されたものです。 11月22日に札幌家裁で開かれた少年審判で、少年は第1種少年院に送られることが決まりました。
決定の理由について梶川匡志裁判長は「本件非行は極めて危険かつ悪質でその結果は取り返しのつかない重大なもの」と指摘。その一方で「少年の問題性は家庭環境などに根ざしており深刻で根深い。時間をかけて根気強く働きかけることで命の尊さや他人を思いやることの大切さを真に理解させるなどしてその更生を図ることが必要不可欠」としています。 また、その期間については「問題改善の働きかけには一定の長い時間がかかることは明らかであり、相当長期の処遇期間で臨むことが適当」としています。
UHB 北海道文化放送
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