全国の「小林市長」でPR動画制作 厚木市・小林市長が日本最長の滑り台をPR
「語り:小林市長」の字幕とともに、次々と地域の名物が登場する動画。チョウザメにマンゴー、ブルーベリー、宮崎牛……そして、日本一「ながーーーーーーーーい」滑り台(106m)をPRするのが、厚木市の小林市長だ。 全国の「小林市長」で協力してPR動画を作ろうという企画を持ちかけたのは、宮崎県小林市。フランス人がフランス語で話している風に見せかけて、実は小林市の方言「西諸弁」で話しているという移住促進PR動画「ンダモシタン小林」が昨年夏に大きな話題となった。その後も同市では2作のPR動画を制作しており、今作が第4弾となる。
厚木市へのオファーの電話に出た担当者が「ンダモシタン小林」を知っていたこともあり、今年3月にできたばかりの「あつぎこどもの森公園」と「日本一長い滑り台」を全国に向けて発信できるチャンスだと感じた厚木市は動画制作への協力を快諾。撮影は、小林市が用意した台本に基づいて、手の振りなど「こうしたほうがいいんじゃないか」と意見を出し合いながら和やかに行われたという。 今回の動画に登場するのは小林市と厚木市に加え、青森県八戸市と東京都小平市の4人の小林市長。実は全国にはもう1人、福島市の小林市長もいるが、震災から5年というタイミングと重なり出演は実現しなかった。
厚木市の小林市長は「出演オファーをいただいたときは驚きましたが、斬新な発想に感心して出演を快諾しました。私たちも既成概念にとらわれることなく、小林市に負けない発想でさまざまな仕事にチャレンジしていきたいと思っています」とコメントしている。 あつぎこどもの森公園は、荻野運動公園の北側の約8ヘクタールの里山に、自然環境に配慮して建設された体験活動拠点。超高分子量ポリエチレン製滑り台としては日本一の長さを誇る「森のすべり台」のほか、森の中に連続的に配置された観察トレイルとして日本一の長さを持つ「森の空中回廊」や、リスやムササビの気分が体感できる遊具、農体験ができる田んぼもある。 (Atsugeek)