【ボート】宮島G1 エンジン勝率以上の動きをみせる村上遼
「宮島チャンピオンカップ・G1」(9日、宮島) 数字以上の気配を見せた。村上遼(32)=長崎・110期・A1=は初日11Rで6コースから2着。大外から1周1Mをまくり差して、道中での2番手争いを制した。初日は11Rの1回走りだったこともあって「ゆっくりといい調整ができたと思う」と作業の成果があったことを実戦で示した形だ。 相棒の54号機は前検の時点では2連対率が30%に満たない代物だが、レースでは数字を度外視していい舟足に映る。「落としたときの回転の上がりが気になるけど、握って回れば引き波をしっかりと越えた。小さなところを合わせて行きたい」と入念に修正点を改善して上積みを狙う構え。大外を克服しての好発進の余勢を駆って2日目以降も奮闘をみせる。